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2006年9月 9日 (土)

「文系SE」、「理系SE」

こんなことを考え始めたのは、文系とか理系といった言葉が頭につく職種というのはSEの他に聞いたことがないな、とふと思ったことがきっかけだった。

文系経営者とは言わないし、理系お笑い芸人とも言わない。
文系警備員とも言わないし、理系コンサルタントとも言わない。
文系総理大臣とも言わないし、理系パン職人とも言わない。

もし数学者で文系だという人がいたらさすがに周りが驚いて文系数学者と呼ぶかもしれないが、これは黒い白馬のようなもので、数学者である時点で世間的には文系ではなく理系と呼ばれるだろう。

小野和俊のブログ:「文系SE」について考える

SEという職業は、他の職業の方がコンピュータを使う上での、お手伝いをする、というような位置づけにあると思います。と、すると、「文系SE」「理系SE」という言葉からは、そのSEが得意とする分野・業界が、文系であるか(会計、金融など)、理系であるか(建設、機械、電気など)という風に、おおざっぱな区別はできそうですけどね。

ただ、「その人の適性」というニュアンスで、文系理系の区別をし、なおかつ、そのレッテルを持って、人を分類してしまうのは、どうかな、と思います。少なくとも、英国数の3科目に代表される、「読み・書き・そろばん」は、文系だろうが理系だろうが、基本的な素養として必要なものだと思いますし。「文系だから数学をやらない」とか、「理系だから国語はやらない」という風には、ならないように思いますが。

それに知識というのは、ある程度、「分野」で分けられていますが、これはどちらかといえば「便宜」にすぎず、実際には、あらゆる知識には何らかの関連があると思います。例えば、「プログラミング言語」について論じたものとしては、言語学、論理学、数学、物理学など、さまざまな視点、「切り口」で論じたものがあるかと思います。また、歴史の視点で論じることもできるでしょうし、文化の視点で論じることもできそうですね。

どうも、私は、「文系」「理系」という「縛り」をかけようとする行為が、不自由に感じられてならないです。窮屈で仕方がないというのか。少なくとも、エンジニアが現実の問題に対する際には、その解決に必要な知識であるなら、どんなものでも利用すべきだと思います。その知識が「文系」に分類されていようが、「理系」に分類されていようが、そんなことには関係なく。

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コメント

ronさん、こんばんは!
私も「文系」「理系」の区別を素直に納得できません。考え方のベースがどこにあるのかというくらいの区別でしょうか。
出身学部だけで判断する人も実際にはいますが。

投稿: 手文庫 | 2006年9月11日 (月) 01時14分

手文庫さん、コメントありがとうございます。
>出身学部だけで判断する人も実際にはいますが。
うーん、私は少なくとも社会人になってからは、
意識したことがないです。
たまに「できない」言い訳で聞くことがあるくらいだったり...
数学は苦手なので、いつも誰かに代わりにやってもらいたい、
などと虫のいいことを思うのですけど、文系・理系問わずに、
みんな結構苦手だったりとかして...
結局、ない頭を絞るはめになりますねえ。

投稿: ron | 2006年9月13日 (水) 00時38分

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