« 2006年10月 | トップページ | 2007年1月 »

2006年11月 8日 (水)

「XMLって最低でしょう?」

という記事です。

XML does suck technologically, but:

  • The technological problems can be managed
  • The political and commercial advantages of working with the same open standard as everyone else are enormous

XML is here to stay
Does XML Suck?

XMLは技術的には最低な選択肢だが、既に広く使われて、「標準」になってしまっている。
だから、これからも使われ続けるだろうね、とのこと。

xmlsucks.org とか、 xmlsucks.com とか、このトピックだけでWebサイトを作ってしまうとは...

| | コメント (0)

2006年11月 5日 (日)

会議でのNGワード

会議での議論をより有益なものとするため、あらかじめNGワードを決めておく、というアイデアはどうでしょうか。

とりあえずは、以下の3点をNGとしてみたいと思います。

1) 前例
「前例がない」、「実績がない」など。

2) 権威
「大手(有名)企業がやっていない」、「教科書・参考書にない」など。

3) 怠惰
「面倒くさい」、「時間がない」など。

どうも、この手の不毛な意見(?)は必ず出てくるように思いますので、会議冒頭で、NGワードとすることに合意しておくと良いかもしれませんね。まあ、事前に反論を用意しておく手もありますけど、結局時間の無駄になりそうですし。

でも、こうすると、誰も発言しなくなるかも...

| | コメント (2)

2006年11月 3日 (金)

Googleと蜜柑

Googleの商売について思うこと。

Google アプリ独自ドメイン向けは、企業や団体にコミュニケーションとコラボレーションのためのツールを提供します。独自のブランド設定、テーマカラーやコンテンツのカスタマイズなどは管理コントロール パネルから操作でき、別途ハードウェアやソフトウェアをインストールしたり管理していただく必要はありません。
Google アプリ 独自ドメイン向け

最近読んだ本の、以下の一節にある、果物屋さんの話から、Googleのことを思い浮かべました。

「なぜ、こんなに勢いよく蜜柑が売れるのですか」
「決まってるやないか、安いからや」
<略>
「...今ここで売っている蜜柑は今朝、自分の腹巻に巻いた現金で払うからと言って、卸売り市場から安く仕入れてきたものや。それを、そのままで出している。」
SEのためのシステムコンサルティング入門―システムコンサルタントになるための実践ガイド
p.16

この果物屋さんは、蜜柑を仕入れ値で売って、儲けているそうです。

Googleの商売というのは、ソフトウエアを無料で提供し、膨大なユーザベースを獲得した上で、ソフトウエアの販売によらず収益を上げるやり方ですよね。このあたり、上の蜜柑の話に通じるものがあると思います。

ソフトウエアの作り手としては、自らの汗と涙の結晶であるものを、無料、あるいはただ同然で大盤振る舞い、という商売のやり方には、忸怩たるものがなくもないかと思いますが。

ユーザから見た場合、ソフトウエアを購入する、というのはリスクの高い行動であるとも思います。と、申しますのは、ソフトウエアというものは、ある程度使いこんでみないことには、その価値を知ることができないからでして。安からぬお金を払い、そして少なからぬ時間と労力を注いで、そのソフトウエアが使い物にならないことが分かったとなると、大きな損失となります。

ソフトウエアを無料で、なおかつ、SaaSで提供することにより、ユーザの初期リスク(お金と導入の時間・労力)を最小限にする。ユーザを獲得する方法としては、究極に近いですね。獲得した後は、まさに、そのソフトウエアの優劣で、ユーザベースを維持できるかが決まってくるわけです。

これからのソフトウエア商売は、無料サービス、有料サービス、そして構築・導入サービスなどを、組み合わせて、ユーザの導入リスクを最小限にした上、ソフトウエアの優劣を競うようになるのかもしれませんね。

| | コメント (0)

2006年11月 1日 (水)

XML再考

最近(でもないですが)出てきている、XMLに関する「素朴な疑問」について。
すっかり忘れていましたが、以下の記事をみて思い出しました。

今更聞けないXML? - Microsoft Regional Director のブログ [ITmedia オルタナティブ・ブログ]

XMLも一時のブームが去り、この技術の利点・欠点について、冷静に考えてみようという動きがありますね。

まずは、かのPragmatic Programmer達の以下のインタビューより。

Dave Thomas: XML sucks.

Bill Venners: Why?

Dave Thomas: XML sucks because it's being used wrongly. It is being used by people who view it as being an encapsulation of semantics and data, and it's not. XML is purely a way of structuring files, and as such, really doesn't add much to the overall picture. XML came from a document preparation tradition. First there was GML, a document preparation system, then SGML, a document preparation system, then HTML, a document preparation system, and now XML. All were designed as ways humans could structure documents. Now we've gotten to the point where XML has become so obscure and so complex to write, that it can no longer be written by people. If you talk to people in Sun about their libraries that generate XML, they say humans cannot read this. It's not designed for human consumption. Yet we're carrying around all the baggage that's in there, because it's designed for humans to read. So XML is a remarkably inefficient encoding system. It's a remarkably difficult to use encoding system, considering what it does. And yet it's become the lingua franca for talking between applications, and that strikes me as crazy.

Misuses of XML

「XMLは、もともと構造化文書のための規格であって、(アプリケーションの)データファイルとして使用するのは適切ではない」というご意見です。Javaの世界で、「設定ファイル地獄」と言えば、まさにXMLで記述された大量の(複雑で読解困難な)設定ファイルのこと。このことは、以前から、指摘のあるところです。

私もこの指摘は的を得ていると思います。XMLの空白・改行の(不可解な)扱い、そしてCDATAの存在は、これを文書フォーマットとして考えて、初めて納得のいくところでしょう。つまり、「空白での字下げ」だとか、「改行でパラグラフを区切る」のような、「書式」に属するようなものは、スタイルシートで別途定義するので、XML内には含めるな、という趣旨ですよね。

XMLそのものは、構造化データを格納するのには、あまり適してないと言ってよいと思います。ただし、この「誤用」が広く行なわれた結果、これがデファクトとなってしまった面があり、数多くのツールやフレームワークが「XMLデータファイル」に対応していますので、今ではこの使い方をすることにも、メリットはあるのかな、と思います。既成事実は強し、ですね。

構造化データを、より簡便な形でテキストファイル化する、というアイデアもありまして。

XMLの論考: YAMLはXMLに改良を加える

まあ、悩ましいところですが、私の考えとしては、「それで十分ならそれを使う」ですかね。

フラットなデータなら、CSVで十分でしょうし、構造化されたデータであれば、YAML(あるいはJSON)でまずは十分かと。XMLを使うのは、主にはHTTPなどでインターネットでデータをやり取りするような場合ですかね。

構造化データを、人間が読むことはなく、プログラムからしか読まないことがわかっているのであれば、オブジェクトをバイナリでシリアライズしたものでも、当然良しだと思います。

| | コメント (0)

« 2006年10月 | トップページ | 2007年1月 »