« サプライサイド屋 | トップページ | コミック・ベースド・ストーリーボード »

2007年2月19日 (月)

体系化された知識 vs 断片的知識

以下のブログ記事を読んでの感想です。

仙石浩明の日記: 組織を強くする技術の伝え方
仙石浩明の日記: プログラマを目指すのに適した時代、適していない時代 

応用の利く体系化された、つまり理論的な知識と、断片的な、いわゆるHow-Toな知識、どちらがより有用か、という話があるようで、まあそれは記事の本旨ではないようですけど、後者の方が有用だとする人がいることに、少々驚きました。考えるまでもなく、前者のように思っていましたが。

様々な「データベース連動Webサイト」コンサルティング会社が過去2年間に急成長し、データベース連動Webサイトを作るための14ステップをアマチュアたちに教えて彼らの同類を増やした(ここにselect文があるね、さあ、Webサイトを作って)。しかし今やドットコムは崩壊し、突然ハイエンドGUIプログラミングとC++のスキルと真のコンピュータサイエンスが要求されるようになり、武器庫にselect文しかないちびっ子は、急すぎるラーニング・カーブに直面して、キャッチアップすることができない。
「ビッグマック 対 裸のシェフ」, Joel Spolsky / 青木靖 訳,2001/1/18

...Javaは大体において優れたプログラマと凡庸なプログラマを見分けるのに使えるほど難しい言語ではないということだ。Javaは仕事で使うのには良い言語かもしれないが、それは今日の話題ではない。Javaが十分に難しくないというのはバグではなく、機能であるわけだが、それには1つ問題がある。

私のささやかな経験から言わせてもらうと、伝統的に大学のコンピュータサイエンスのカリキュラムで教えられているもので、多くの人がうまく理解できないものが2つあった: ポインタと再帰だ。
...
...コンピュータサイエンス学科のドロップアウト率の数字をいろいろ見たが、それは通常40%から70%の間だ。大学はこれを損失だと考えているようだが、私はこのふるい分けを不可欠なものだと思っている。彼らがプログラミングのキャリアで成功したり幸福になることはないだろうからだ。
「Javaスクールの危険」,Joel Spolsky / 青木靖 訳,2005/12/29

How-Toな知識というのは、誰かがお膳立てをしてくれて、敷かれたレールの上で仕事をする分には、それで十分なのですけどね。道なき道、障害物だらけの道で仕事をする場合には、全く不十分だと思います。いずれは壁に突き当たることになるでしょう。それは、自分がお膳立てをする側に回るときですかね。まあ、私もあまり他人のことを言えるような立場ではありませんが。

|

« サプライサイド屋 | トップページ | コミック・ベースド・ストーリーボード »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/80472/5408994

この記事へのトラックバック一覧です: 体系化された知識 vs 断片的知識:

« サプライサイド屋 | トップページ | コミック・ベースド・ストーリーボード »