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2007年2月26日 (月)

個人社会は積極的刑事介入を生み出すのか

MOZANさんのブログ記事より。

要約すると、アメリカにおける「暴力」の定義は狭い。相手が妻だろうが恋人だろうが手を上げると「ドメスティック・バイオレンス」という罪で逮捕される、だから気をつけろ。ということ。
MOZANBLOG: 「家庭内暴力」の定義,February 24, 2007 

恥ずかしながら、私はアメリカにおいては、民事訴訟の役割が大きく、刑事介入は日本より謙抑的になされる、という印象を抱いていました。大間違いでしたね。日本以上に必罰・干渉主義であるようです。

私の勘違いは、アメリカの民事訴訟では懲罰的損害賠償が認められていること、刑事訴訟において正当防衛が広く認められる傾向にあること、司法取引が認められていること、などからの類推だったのですが。やはり現実はそう単純なものではないですね。

日本においても近年、警察の刑事介入が積極的になされるようになっている、という印象があるのですが、こちらはどうでしょうね。

刑法犯の認知件数は,平成8年(246万5,503件)以降,毎年戦後最多を更新し,12年に300万件を超え,14 年には戦後最多の369万3,928件を記録した。翌15年に減少に転じ,16年は342万7,606件(前年比21万8,647件(6.0%)減)となったが,依然として高水準にある。
平成17年版 犯罪白書,法務省

犯罪の認知件数は増加しているようです。

日本の社会は、共同体をベースにした社会から核家族化を得て、個人をベースにした社会へと移り変わって来ているように思います。共同体による紛争解決を失った、個人が基本となる社会では、公的な制度での紛争解決に委ねざるを得ず、その結果、民事訴訟も増加し、同時に刑事介入も増える、ということなのですかね。

※認知件数:警察が犯罪について、被害の届出等によりその発生を確認した件数
(警視庁ホームページより)

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