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2007年2月 2日 (金)

順を追って整理しましょう

システム開発では、現状分析のフェーズは疎かになりがちです。顧客も業者も頭の中が「次のシステム」で占められてしまい、「今どうなっているのか」という点が見過ごされてしまうのですよね。また、顧客にとっては、要望を言う方が現状を説明するより楽しく、業者側も現状を調査するより新しいシステムを検討する方が楽しい、というのがありそうです。

 今、小生のビジネスで、新しいPJが複数立ち上がろうとしている。多くの場合、PJの最初に現状調査・現状分析を行うことが多い。これは、これからコンサルティングやサポートを行っていく中で、クライアントの内外の状況をきちんと理解し、共有していくことが非常重要だからだ。

 特に、中堅企業以下、もしくは、ベンチャー企業では、現状を文書にしている場合は少ない。成長が激しかったり、そもそも業者任せだったりすると情報が古かったり、存在していないことがほとんだ。これでは、外部のメンバーだけではなくクライアント様メンバーでさえも正しい決断ができないのだ。

 だからこそ、時間と費用はかかるかもしれないが、現状調査・分析フェーズが必要で、重要なフェーズになってくる。

「現状調査・分析フェーズとは - ITコンシェルジュの Try ! & Error ?」,ITmedia オルタナティブ・ブログ,川上 暁生,2007年02月02日

現状分析を疎かにしますと、後の設計・開発・テストのフェーズで、仕様の漏れが見つかったりして、手戻りが多発することになりますね。結果、プロジェクトが危機に陥ります。

システム分析のフェーズとして、以下のフェーズ分けが原則としてあると思います。

現物理モデル->現論理モデル->新論理モデル->新物理モデル

この話をすると、大抵は「なんでこんな面倒なことを」という反応ですね。顧客も業者も。しかし、フェーズ分けで検討内容に縛りをかけることは、おおいに意味がありまして、それは冒頭に挙げたものです。つまり、縛りがないと、システムの現状に関する内容がなかなか出てこなくなってしまう訳です。

順を追って構築するべきシステムの姿を整理していくことは大事です。必要な仕様を漏れなく拾うため、当然のことと考えないといけないですね。

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