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2007年3月29日 (木)

自動車制御OS

今朝の日経新聞一面で取り上げられていました。

 トヨタ自動車はパソコンの基本ソフト(OS)に相当する自動車搭載用の標準ソフトウエアを独自開発する。自動車はIT(情報技術)化が急速に進展。ソフト開発に必要な人員やコストが膨らんでいる。トヨタは世界の自動車大手に先駆けて標準ソフトを導入して開発を大幅に効率化、安全など今後の技術高度化に道を開く狙い。

「自動車制御 トヨタが標準ソフト」, 日本経済新聞, 2007年3月29日朝刊一面

以前、レクサスの制御を行なうソフトウエアが1,000万ステップを超えるとかで、話題になっていましたが。自動車の世界でも、ソフトウエア開発の量は急速に膨張しているようですね。携帯端末などの組み込み系ソフトウエアでは、OSはもちろん、データベースなどのミドルウエアも既に使用されているようですから、驚くような話ではないのかもしれません。

 標準ソフトは電子制御の基本機能を担い、車に搭載する数十の超小型コンピュータ(マイコン)に共通して使える。これにエンジン、ブレーキ制御など個別機能に対応する応用ソフトを組み合わせる。

このあたりが、自動車独特の感じがしますね。汎用コンピュータや、同じ組み込み系でも、家電製品の場合は、電子制御が主、メカは従となってシステム全体を制御するのでしょうが。自動車の場合は、メカが主で電子制御は従という位置付けなのでしょう。パソコン・家電製品などのエレクトロニクス分野でのOSのイメージとは、幾分異なるように思います。

 現在一台の車には平均四十個程度のマイコンが搭載されている。トヨタの最高級車「レクサスLS460」は衝突防止のためにレーダーやセンサーを駆使。搭載マイコンは約百個に上っており、今後も自動車のコンピュータ化は急ピッチで進むとみられている。
 それに伴いソフトの開発量も急増。車種によってはソフト技術者を五百人動員しても開発に二年以上かかるという。プログラムの欠陥が原因となる不具合も増え、品質検査の作業も大きな負担になっている。

500人×2年=12,000人月ですか。凄まじいですね。現代が「ソフトウエアの時代」であることを実感する記事でした。

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コメント

>現代が「ソフトウエアの時代」であることを実感する記事でした。

でもソフトウエア技術者は報われない。
そら技術力も下がるって。

投稿: | 2007年4月28日 (土) 23時52分

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