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2007年3月16日 (金)

社会人基礎力-職種別分析【IT系】より

経済産業省が、”企業の「求める人材像」調査2007~社会人基礎力との関係”というアンケート調査を結果を公表したそうです。

経済産業省調査結果、IT系は「情況把握力」、「ストレスコントロール力」が不足 - ナレッジ!?情報共有・・・永遠の課題への挑戦 [ITmedia オルタナティブ・ブログ]

ソースは以下で、私も目を通してみました。

企業の「求める人材像」調査の結果について~社会人基礎力との関係~ 報道発表(METI/経済産業省)

IT系職種について、以下のようにまとめられていますね。

職種別分析【IT系】

○求める社会人基礎力は、「考え抜く力」が最も高く、唯一全職種平均を上回っている。また、不足が見られる社会人基礎力については、「前に踏み出す力」の不足が最も目立っており、「チームで働く力」とともに、不足の度合が全職種平均を上回っている。

○要素別では、「課題発見力」、「情況把握力」、「創造力」などが、全職種平均に比較して高く求められている。そのうち、「情況把握力」、「ストレスコントロール力」の不足が、全職種平均に比較して目立っており、ニーズが高い能力といえる。

確かに、「情況把握力」、「ストレスコントロール力」の不足が指摘され、ニーズが高い能力とされていますね。

情況把握力
自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力
例)チームで仕事をするとき、自分がどのような役割を果たすべきかを理解する。

ストレスコントロール力
ストレスの発生源に対応する力
例)ストレスを感じることがあっても、成長の機会だとポジティブに捉えて肩の力を抜いて対応する。

素朴な疑問ですが、ストレスってコントロールできるものなのでしょうかね。私の印象だと、もっぱら本人の性格によるという気がしますが。ストレスに強い人というのは、周囲の人間のことを、あまり気にしない人だと思います。良くいえばマイペースな人。IT業界には、そういうタイプが多いような気がします。

そうすると、「情況把握力」なるものとは衝突しそうですね。周りを気にするタイプの人は、プレッシャーからくるストレスに負けてしまうことが多いような...

しかし、暗に高ストレスにさらされる職種であることを示しているような調査結果ですね。まあ、実態は出来るだけ知ってもらった方が良いと思いますけど。

その一方で、「感情的コミュニケーション」は、若いうち (例えば 30歳前半まで) は手を出さないようにして欲しいコミュニケーション能力である。特に研究者や技術者を目指そうとする若い人たちには、周りの人がどう思うかなんかは気にせず、 (「空気嫁!」などの罵倒は無視して) 我が道を進んで欲しい。

仙石浩明の日記: 「人を動かす」感情的コミュニケーション能力と 「モノを動かす」論理的コミュニケーション能力

論理的コミュニケーション能力と感情的コミュニケーション能力、という分け方に感心してしまいました。

私も若いエンジニアの方々には、論理的コミュニケーション能力の方を、まず優先して、鍛えていただくのが、良いと思います。これから技術を学んでいく上で基礎となる部分ですからね。勉強の仕方を勉強するようなものだと思います。

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