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2007年9月20日 (木)

外部設計書記述ガイドライン

 NTTデータ、富士通などシステム開発会社九社は十八日、情報システム設計図の書式統一に向けたガイドラインを発表した。システム設計の初期段階で顧客が理解できるようにするため、わかりやすい設計図に統一するよう業界各社に促す。
 システム障害に迅速に対応したり、開発費が膨らむのを防いだりするには、顧客ニーズとシステム機能の食い違いを早期に発見・修正できる仕組みが不可欠と判断した。

「設計図統一へ指針 システム概要、顧客と共有」, 日本経済新聞, 2007年9月18日, 13面

「発注者ビューガイドライン(画面編)」は、Webシステム開発の画面部分に関する外部設計書について記述方法のガイドラインを定めたもの。東京証券取引所とAGSにヒアリングし、ガイドラインに反映した。SIベンダのSEと、発注者企業の情報システム部門・業務部門の担当者を利用者として想定している。

外部設計書の記述方法を標準化、NTTデータなど9社が提唱 - @IT

発注者ビューガイドラインは画面編、システム振舞い編(仮称)、データモデル編(仮称)の3編により構成されます。往々にして発注者と開発者との意識のズレや、発注者や開発者が互いの意図とは異なる理解をしたことに気づかないまま開発が進んでしまうことがあります。本ガイドラインは、このような状態を防止するために作成したものです。本ガイドラインでは設計書や関連する資料の表現や確認方法、レビューの方法を「コツ」として集約し、外部設計工程における生産物の単位に整理しています。

発注者ビューガイドライン(ダウンロード可能), 発注者ビュー検討会, NTTデータ 

実物にざっと目を通した感想です。

これは、汎用機時代以来の、伝統的な外部設計書の内容についてのガイドラインですね。Webシステム開発が題材(Java Pet Store)となっていますが、内容は、汎用機、C/S、Webと、昔から受け継がれてきたものだと思います。

「顧客ニーズとシステム機能の食い違いを早期に発見・修正できる仕組み」というのとは、少し違うような感じです。むしろ、伝統的なノウハウの継承のため、という印象です。これはこれで、大変意義深いものだと思います。ですが、近年のシステムの高機能化、複雑化、なにより社会基盤としての重要性が増していることを考えると、伝統的なアプローチだけでは力不足のように思います。

設計・検証・実装・テストを、より密に結びつけるような手法があると良いのですが。

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