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2007年10月13日 (土)

プログラマ3類型

この種の話は議論され尽くされているのに、話題となるたびホットになるようですね。

本来のソフトウェア作りとは、絵を描いたり、音楽を作ったり、建物をデザインするのと同じ「創作活動」である。ドラッカーが警告したとおり、そこに第二次産業におけるマスプロダクションの手法を取り込んで「ソフトウェア工場」を作ろうとすること事態に無理があるのだ。

Life is beautiful: 「渡された仕様書を実装するサラリーマンプログラマ」の悲哀

誰でもできることをやっているとしたら、それはもう単価勝負にならざるを得ない。自分の仕事がオフショアされちゃったよということになる。

それじゃあだめだろうという事である。

小説家募集、未経験者歓迎。

日本語を書けるからといって、小説が書けるとは限らない。ましてや英語の読み書きができない人が、今から英語を勉強して、英語で小説を書くということを職業としてできるかということである。そんなことがまかりとおっていていいのだろうか。

ユメのチカラ: プロのプログラマ

で、私もつまらない蛇足を足そうとしているわけですけど^^)

ひとくちに”プログラマ”といっても、色々あるでしょう。とりあえず、3つの類型に分けてみます。

1) 芸術家プログラマ

自らの作品が世に認められることを望む。何か新しいプログラムを生み出すべく努力する。

2) 職人プログラマ

自らの技術が世に認められることを望む。より品質の高いプログラムを作るべく努力する。

3) 作業員プログラマ

指示されたとおりに作業をする。”仕様どおり”のプログラムを作るべく努力する。

”芸術家プログラマ”。自らの芸術作品によって生計を立てられる人間というのは、そう多くはないでしょうね。ほとんどの人間は、自分が芸術家として認められるのを夢みつつ、自分の技術を切り売りして食いつなぎ、それでそのままで終わるような気がします。

”職人プログラマ”というのは、両極の中間なのですけど。”自分の作品”を作るわけではなく、他人の注文に答えてプログラムを作る。しかし、ただ仕様書をプログラムに翻訳するわけではなく、自らの裁量と責任で作る、といった感じですかね。

”作業員プログラマ”。SIでのプログラミングというのは、膨大な単純作業であることが多いですから、膨大な人数の”作業員プログラマ”を必要とするわけでして。従って、プログラマの求人のほとんどが、この”作業員プログラマ”の募集であるのは、別に不思議ではないように思います。

ニューヨークの大きな投資銀行は、プログラマにはしんどい場所として知られている。作業条件はひどいもので、長時間騒がしい環境のもと、暴君のボスの下で働かされるプログラマは3級市民だ。そこでは金融商品を売買しているテストステロン溢れるサルが特権階級であり、30,000,000ドルのボーナスをもらい、食べられるだけのチーズバーガーを食べている(たまたま近くにいたプログラマがよく買いに行かされる)。

開発者観察ガイド - Joel on Software

「アメリカではプログラマの地位は高い」と言いますが。。。その人は1級市民のプログラマなのでしょう。プログラマの世界も、#{1級市民}<#{2級市民}<#{3級市民}。下に行くほど数が多くなるのは道理ではございませんか。

P.S
そういえば、「小説家募集、未経験者歓迎」というコピーは見たことがありますね。たしか何かの小説雑誌の新人賞のコピーだったと思います。

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コメント

>#{1級市民}<#{2級市民}<#{3級市民}。

米国#{3級市民}。<日本{1級市民}<日本{2級市民}<日本{3級市民}

投稿: | 2007年10月14日 (日) 18時49分

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