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2008年3月12日 (水)

フォーマル・メソッドと日本語プログラミング

フォーマルメソッド(形式手法)をご存じだろうか。これは,ほとんどの場合日本語で記述される「要求仕様」を,プログラミング言語によるコーディングと同じように,厳密に「仕様記述言語」で定義する手法のことである。

 要求仕様を仕様記述言語で厳密に定義(モデリング)することで,要求仕様のあいまいさがなくなるほか,ライブラリを作成しておけば「要求仕様の再利用」も可能になる。構文チェックや型チェック,インタプリタによる動的テストにより,要求仕様の正しさもツールで検証できる。結果的に,要求定義フェーズの欠陥を大幅に減らせる。

「拒否反応」がなくなり実用段階に入った「フォーマルメソッド(ITpro)

モバイル FeliCa IC チップ ファームウェアの開発で使われて話題になった1、仕様記述言語ですが。

  • ”普通の”プログラミング言語と詳細度(抽象度)があまり変わらないようにみえるが?
  • これは結局、証明のためのプログラミング言語?

疑問は疑問としまして、それとは別に思ったのが、仕様記述言語としての日本語プログラミング言語2、というのはアリかもしれない、ということです。

業務アプリケーション開発といいますか、エンタープライズ系の世界では、英語で仕様を書く、というのは考えにくいわけでして。実務上、やはり仕様は日本語で書くことになるかと思います。現在、開発工程で大量に書かれている詳細設計書のごときドキュメントというのは、プログラム・コードの”日本語訳”として使われている面があるようにも思いますね。つまり、日本では、仕様からプログラム・コードへと落とし込む過程というのは、日本語から英語(のようなもの)への翻訳でもあるわけでして。

こうした面から考えますと、プログラム・コードはともかく、仕様記述では日本語を使いたい、というニーズは当然出てくるでしょう。日本語じゃないと、日本語圏の人間は読んでくれないでしょうからね。そうすると、日本語をベースに、フォーマル・メソッド的な記述を可能にする言語、というのは使えるかもしれないですね。

まあ、日本語の文法で記述する必要はなく(かえってややこしくなりそうです)、単に、日本語の文字セットが使えれば、それでいいような気がしますけどね3 4 5



1. "モバイル FeliCa IC チップの開発に おける形式仕様記述手法の導入" (PDF)

2. ”日本語プログラム言語「なでしこ」” など

3. "日本語でおk"(増井俊之の「界面潮流」 WIRED VISION)

4. ”Ruby もいいけど Smalltalk でも、おk。"(sumim's smalltalking-tos)

5. "日本語プログラミング言語Scala"(inforno)

 


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