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2008年4月17日 (木)

Quality は従属変数

システム開発プロジェクトの3条件といえば、 Quality (品質)、 Cost (コスト)、 Delivery (納期) のいわゆる QCD と呼ばれるものになります。これらは、相互に関係していまして:

 Q = f(C, D)
 C = g(Q, D)
 D = h(Q, C)

といったような形になっているはずです。

しかしながら、現実には、 Cost と Delivery は、独立して決まることが多いわけでして。その結果、これらが独立変数となり、 Quality が従属変数となります。

 q = f(c, d)

また、 一般に、 Cost はより少ない方が、 Delivery はより短いほうが良いでしょう。

 c -> min, d -> min

そうしますと、 これらと Quality との関係は、以下のようになるかと思います:

 c -> min, d -> min ⇒ q -> 0

つまり、何もしなければ Quality はゼロへと向かいます。

Cost と Delivery には、計画段階でも、明確に定量的基準(つまり”数字”)が存在します。対して、 Quality というのは、定量化が難しい、あるいは不可能であるかと思います。事後には、ユーザの満足度等の数字を出すことで、ある程度定量化はできるでしょうが。計画段階では、部分的には定量化できる(処理性能、稼働率など)にしても、総じて定性的にしか定義できない(利便性、経営への貢献度など)と思います。

結果として、 Quality というのは、計画段階においては無視される傾向にあるわけです。

...といったことが、医療分野の Cost、 Access, Quality についても当てはまるのでは? と思ったのですが。私ごときの知識では書けそうにありません。

イキナリ私の答えを言っちゃうと、1)コストをかける、2)アクセス制限、3)医療の質をあきらめるのうち、どれか好きなのを選んでくれ、ということになる。

待ち時間問題 "Cost, access, quality. Pick any two." (NATROMの日記)

3つのうち2つを選ぶとすると、 ほぼ自動的に Cost と Access になりそうな予感。なぜなら、相当程度、定量的に、明確に表せそうだから。

 c -> min, a -> max ⇒ q -> 0

かくして、 Quality はゼロへと向かうのかもしれませんね。

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