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2008年5月27日 (火)

エンタプライズ系ソフトウェア技術者の勤務実態

しかし、月平均の就労時間が200時間を超える「長時間労働者」は全体の40.1%おり、「健全な水準とはいいがたい」としている。特に「インフラ構築」「運用構築」「コンサルティング」「プロジェクト管理」「運用」などに携わっている技術者は、長時間労働を行っている率が高いという。

IT技術者の4割は月200時間以上労働―IPAが調査 (@IT)

平均就労時間の中央値は月間180時間だが、平均就労時間が200時間を超える長時間労働者は40.1%に達し、「健全な水準とは言いがたい状況」としている。また、平均就労時間で「300時間以上」も3.5%いた。ただし、平均値は169.5時間で他産業と比較しても特別高い水準にはなく、産業界全体で長時間労働化しているわけではないという。

ソフトウェア技術者の4割が月200時間超の長時間労働 (Open Tech Press)

ニュースソースが行政機関ですと、詳細なレポートがちゃんとあって、有難いですね。

2007年度エンタプライズ系ソフトウェア技術者個人の実態調査 (IPA)

回答者の属性が以下のように整理されています(p.15〜17)。

  1. アンケートでは、85%が男性、15%が女性による回答者からの結果が得られた。
  2. 年齢層では、回答者の30 代と40 代で3 分の2 と30 代〜40 代の回答者が多い。
  3. ユーザとベンダーとの分類では、ほぼ半数ずつの回答者という結果となった。
  4. 経験年数では、「5 年以上10 年未満」がもっとも多く20.3%、 10 年未満が過半数を占める。一方、20 年以上も2 割近くいる。
  5. 本回答者の最終学歴では、情報系の大学卒業者は修士を含めて約15%にとどまり、大学(情報系以外の理系)、および大学(その他)から本業界に入ることが多い。

「ソフトウエア業界の産業階層の位置」(p.18)というのが、載っています。

現行業務もしくは直近1 年間の代表的プロジェクトにおける担当業務を通して、ソフトウェア開発業界の産業階層のどの位置に属している、もしくは属していたか、について調査を行った。

これによりますと、回答者の属性は以下のとおりです。

ユーザー 17%
自社開発 24%
元請 20%
一次下請 13%
二次下請 8%
コンサルタント 7%
パッケージ 7%
その他 4%

 

もうひとつ、私の注意を引いたのは、「システムの利用局面(業種)」(p.27)です。

製造業に係るシステムが23.1%と多く、次に多い金融・保険業の約2 倍の割合にもなる。 金融・保険業、情報通信業、卸売・小売業に係るシステムが多い。

製造業 23.1%
金融・保険業 12.9%
情報通信業 11.2%
サービス業(他に分類されないもの) 9.7%
卸売・小売業 9.5%
建設業 4.4%
複合サービス事業 4.2%
公務 4.1%
わからない 3.7%
運輸業 3.6%
医療福祉 3.3%
電気・ガス・熱供給・水道業 2.7%
その他 2.6%
教育、学習支援業 2.1%
不動産業 1.8%
農林水産業 0.6%
飲食店、宿泊業 0.6%

 

「平均就労時間、ピーク時就労時間」(p.31)は以下のようになっています。

平均値で比較すると平均月とピーク月では、48h のギャップがある。平均就労時間の中央値は180h/月で、組込みソフトウェア産業と同水準となった。また、平均値を産業別で比較すると、製造業よりは高く、建設業よりは低い水準にある。

月間平均就労時間が200h を越える長時間労働者の比率は40.1%で、健全な水準とはいい難いが、組込みソフトウェア産業の実態(48.1%)よりは低い状況にある。

平均就労時間の平均値・中央値:

平均値 170h
中央値 180h

ピーク時就労時間の平均値・中央値:

平均値 218h
中央値 220h

 

ざっと流し読みした程度なのですが、記事とはやや異なる印象を受けました。

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