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2008年5月20日 (火)

天国と地獄、または、この道はいつか来た道

なんでそんなに医者通いさせるのか不思議に思っていたところ、母親から理由を聞いてちょっと複雑な気持ちになりました。

「練馬区では15才までの子供は医療費が全額助成、つまりタダになったからよ」

老人医療ばかり騒がれているが、子供医療の「不平等」な現実はどう? (木走日記)

それもこれも、無料化が悪いんだと思う。ハンバーガーとステーキがどちらも無料なら、たいていの人はステーキを求める。それが当たり前になれば、無料でフルコースが出ないのはおかしい、となる。そもそも小児科医がいない。なけなしの小児科医を酷使してさらに減る悪循環。

政治の人は現状を見ずに、少子化対策と言って、無料化する。

小児科無料化で起きること (haohao_xの日記)

医療費無料化が利用者のモラルハザードをもたらす、ということは、1973年の老人医療費無料化で、「実験済み」なのですよね。当時、行き過ぎた受診、病院待合室のサロン化、社会的入院など、マスコミに取り上げられて、大々的にネガティブ・キャンペーンが行なわれたようでして。それが、現在の療養病床削減や、後期高齢者医療制度を支持する世論を、いくらか作り上げているようにも思えます。

そうしますと、小児医療無料化の果てには、マスコミが次のようなキャンペーンを行なうかもしれませんね。

「バカ親のあきれた受診実態!! 〜 医療を崩壊させる親たち」

もっとも、小児科というのは、もともと不採算の診療科のようですし、財政に与えるインパクトは小さいのかもしれません。老人医療費無料化のときには、医療費増大が政府に問題視されたがゆえのマスコミのキャンペーンでしょうし、財政的なインパクトが大したものではないのなら、政府も問題視せず、マスコミも取り上げないかもしれませんね。

ただ、医師が去っていくことで、崩壊が進むばかりでしょう。今の子供達が親になる頃には、わが子を医師にかからせたくとも、かからせられなくなっているかもしれません。親の因果が子に報う、というのとは少し違いますが。

昔老人で今小児、というわけですが。もともと、医療を最も必要とするのが、老人と小児・乳幼児ですからね。両者の医療制度が崩壊すれば、国民医療の崩壊といって良いのではないでしょうかね。

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