« 2兆円バラマキ | トップページ | 自動化できないシステム »

2008年11月20日 (木)

”ユーティリティ・コンピューティング”について思う

冒頭の台詞は単なる例示かもしれないけど、一度真剣に電気や水道などと情報やサービスの違いや共通点を考えてみるべきかなぁ、なんてそんなことを思ったりしている。

"電気や水道のように"って (ナレッジ!?情報共有 … 永遠の課題への挑戦)

"ユーティリティ・コンピューティング"のコンセプトというのは、私の知る限り、もっとも古いものは、 Multics プロジェクトですね。最近、オープンソース化されて話題になりましたけど。

Since it was designed to be a utility, such as electricity and telephone services, it had numerous features to provide high availability and security.

History of Multics (Multics)

ここでは、"電気や電話のように"とありますね。このサイトによると、コンセプトが提出されたのは、1969年のことだとか。Multics は、巨大なタイム・シェアリング・システムを構想していたわけですが。このプロジェクトのアンチ・テーゼとして開発されたのが、 Unix タイム・シェアリング・システムであるのも有名な話ですね。

この後、コンピューティングの歴史はむしろ分散化へと向かっていったわけでして、その極限が、"パーソナル・コンピュータ革命"、コンピュータの個人所有、というものでしょう。それを実現したのが、コンピュータの低価格化であったわけです。どうも、昨今の"ユーティリティ・コンピューティング"の話では、この点が過小に評価されすぎているきらいがありますね。

まあ、つまらない話ではありますが、結局、"設備"の所有形態として、集中か分散か、というのは、コストで決まるのではないでしょうかね。情報システムの所有コストが、発電設備のそれに匹敵するのであれば、より集中へと進むでしょうけど、現にそうではないわけでして。

発電設備が個人で所有できるほど低価格になったことは未だないのではないでしょうか。だからこそ、"分散型電源"というコンセプトが新しいのでしょう。

近年、技術革新や環境問題と相まって、電力を必要とする場所の近くに小型発電機を設置し発電する試みが行われています。この場合、発電機が電力を必要とする場所ごとに分散して設置されるので、ここで使われる発電機は「分散型電源」と呼ばれます。また、この分散型電源を用いてエネルギーを供給するシステムを、「分散型エネルギーシステム」と呼びます。

分散型エネルギーシステム 技術解説 (独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)

|

« 2兆円バラマキ | トップページ | 自動化できないシステム »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/80472/25490672

この記事へのトラックバック一覧です: ”ユーティリティ・コンピューティング”について思う:

« 2兆円バラマキ | トップページ | 自動化できないシステム »